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そう、クリアパーツです。現在当方では京急2100形を筆頭に一部の車両で採用されているクリアパーツは板から切り出したものであるため、形状が2次元的になりやすく、3次元的なカーブを描くことができません。
このため先例の京急2100形ではクリアパーツは2次元曲線として他の部分で3次元的な造形を出しています。(実車より大げさに傾斜を付けたのは窓ガラスの違和感を隠す意味もありました)
また、後からはめ込むため耐久性でやや難があるほか、綺麗にはめ込むのはまだ技術的に難しく、完璧と言えるものではありませんでした。(以前より安全性や耐久性をある程度考慮していた私としては、耐久性に難ありの車両は増やしたくないのです)

そこで新しく、顔ごとクリアパーツで作る方法に行き着きました。
初めての3次元クリアパーツですが、まだまだ課題もあります。
従来のホワイトなどの複製品と比較すると以下のような課題があります。
・材料費が従来の数倍~数十倍かかるため、ランニングコストが非常に高い。
・型が1度の複製で破損するため、 量産に時間がかかる上に型にかかるコストも非常に高額になる(基本的に従来は型が最も高額で、材料費自体は低コストなので量産することで単価を落としています)
・素材の作成から使用可能になるまでの時間も非常に長い(従来は10分程度でしたが1500分程度かかります)
・透明なものを綺麗に接着する技術が確立できてない(ただし、最終的に色を塗る部分なら問題ない)
・かと言って車体丸ごと複製することは出来ない(必ず1面は真っ平らで、隣接する4面は極力控えめな造形である必要がある)
特にコスト面で非常に高額であることと、型作り・一度に量産不可・完成時間の全てに時間がかかることで生産能力が絶望的に低いのです…。
けれど、これそのもののクオリティは高いので、今後の可能性に期待です。特に金型が使い捨てになってしまうという問題は対策を講じることで回避できると考えています。

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